ツグミ工芸舎は、2004年に都市を離れ、なんの縁も無い秩父山中にて、夫婦で家族を巻き込んで2009年から始めた小さな工房です。沢水を生活水とし、主に木の小物を作っています。身近にある材（古材・間伐材・生樹、古いもの）を利用し、その出会いと背景に想いを馳せ、ひとつひとつ手作業でくっています。

屋号は、夏の間、夕暮れから明け方にかけて神秘的な声で鳴く鳥【トラツグミ】にあやかりました。様々な鳥達の声、季節を彩る草花、その空間を飛び交う虫や蝶、ふとしたときの野ウサギやタヌキの気配。
私達を取り巻くそんな環境に感謝しつつ、共に育ち、一緒に旅してくれるような作品をつくってゆけたらと願っています。